【ワイナリー】
ソゼ家はフィロキセラ禍がフランス全土を襲う前、約150年前からブドウ栽培と菜園業を営んでいた旧家。約70年ほど前の1935年頃から、当時としては画期的な「元詰め」を始め、フランス各地の著名レストランを顧客に直売してきたという名実共にドメーヌの先駆者です。
20世紀になるころ3haを所有していたエチエンヌが畑を購入し、24年の婚姻でいくつかの畑を加えた後、50年代に1級や特級畑を手に入れ7.5hまで拡張しました。1975年にエチエンヌが死去する前年の1974年にエチエンヌの孫娘ジェイニーはジェラール・ブドと結婚。ひとり娘はヴォルネイのボワイヨ家に嫁いだため、孫娘のジャニーヌが夫のジェラール・ブドとドメーヌを継ぐことになりました。2代目当主のジェラール・ブド氏はディジョン大学で醸造を学んでワイン造りの道に入りました。ドメーヌを引き継いだ後に、エチエンヌ・ソゼの評価を高めました。 しかし、ブドウ畑はエティエンヌの娘(ジャニーヌの母)が財産分与しようとした際、ドメーヌ形態を維持する条項を入れそこなったため、ジャン・マルク分の1/3の畑を失い、アンリ分の1/3は20年の利用契約を結ぶ形となってしまいました。それにより、エティエンヌ・ソゼの畑は9haまで縮小。ただでさえ需要に対して供給量が不足しているところにもってきてこの始末。顧客のことを思えば畑が減ったからといって簡単にアロケーションを3分の2にすることもできない。そう考えたジェラール・ブードとジャニーヌは、91年から買いブドウによりこれまでの生産量を維持する道を選びました。そこで、90年には、ブドウやジュース、ワインを買って販売するネゴシアンに移行。これらの成功もあって、2001年には新しい醸造所を建てました。
2000年からジェラールの娘であるエミリーが、そして2002年にはエミリーの夫、ブノワ・リフォーがメゾンに参画。エティエンヌ・ソゼの次世代を担っています。
【畑】
ブドウの供給先は、ジェラールが信頼を置く栽培農家ばかり。同じピュリニー・モンラッシェ村で日々顔を合わせているわけだから、供給先もジェラールの目を誤魔化しようがない。 このように従来からドメーヌがもつクリマに加え、わずかながら100%買いブドウから造られるワインもポートフォリオに加わりました。それが特級のシュヴァリエ・モンラッシェとモンラッシェ、1級のアモー・ド・ブラニー、シャン・ガン、ガレンヌです。
【栽培】
74年にジェラールが引き継いだ畑は、彼の言葉によると「窒素の採掘場」のようだったそうです。60年代の窒素肥料過多を、少量のマグネシウムで少しずつ矯正するのに10年を費やしました。また、除草剤をやめ、鋤おこしをおこなっています。2006年から有機栽培を始め、2010年からは全面的にビオディナミに移行。剪定よりも重要と考える芽掻きを徹底しています。また、摘房は、ピノノワールが単に皮が厚くなるのに対して、シャルドネでは、粒が大きくなってしまうからあまり有効な方法ではないと考えています。また、同じ50hl/haの収量でも、15房/樹より8房/樹のほうがより優れたたワインになると考えています。また、過熟ギリギリの灰色カビあるいは貴腐のない完熟を目指しています。
【醸造】
選果後、全房で空気式圧搾機でプレスしてから、12~18時間静置してから樽に移します。ピュリニーは、100%小樽でできるだけ天然酵母で発酵させます。新樽率は特級で40%、1級で30%、村名で20%まで。ミディアムトーストまでの、ヴォージュ、アリエ、トロンセ産のオークを使用します。発酵後もなるべく長く澱と共に寝かし、バトナージュはワインごとに大きく変えます。12ヶ月後にステンレスタンクに移しますが、ある程度の澱は残したままにします。長く熟成することで果実とフレッシュさを失うのを避けるため、清澄とろ過をともに軽くかけた後、地域もので12月か1月、1級や特級で2月か3月に瓶詰めされます。
2016ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ ルフェール エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ピュリニー・モンラッシェの一級畑「レ・ルフェール」は 、斜面中腹部から下部にかけて広がり、ムルソーの一級畑「シャルム」に隣接する一級畑。絹のような滑らかな口当たりに火打石を思わせるミネラルのニュアンスが調和した、気品溢れる仕上がりです。
- SOLD OUT
2017ブルゴーニュ シャルドネ エチエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ライムやレモン、グレープフルーツなどのフレッシュなアロマと微かにバターやイーストの香りが漂います。アカシアやリンゴの花を思わせる華やかな香りも印象的。口に含むと、青リンゴやライムなどの果実味と繊細かつ洗練された酸が広がり、ミネラリーなフィニッシュが全体を引き締めます。
- SOLD OUT
2017ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ ラ ガレンヌ エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ピュリニー・モンラッシェの一級畑「ラ・ガレンヌ」は同じく一級畑であるシャン・ガンの上部にあります。華やかなアロマと上質な酸に、洗練されたミネラルを備えた、調和のとれた味わいです。
- SOLD OUT
2017ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ ペリエール エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ピンクグレープフルーツ、洋梨の香りにトーストのニュアンス。エレガントなテクスチャーと切れ味があり、果実の成熟感が感じられます。芯のある骨格と長期熟成能力を兼ね備えたワインです。
- SOLD OUT
2019オート コート ド ボーヌ ジャルダン デュ カルヴェール ブラン エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- 白い花や蜂蜜、甘いスパイスのアロマが漂います。酸は豊かで、程よいストラクチャーとミネラルがきれいに調和しています。若いうちはみずみずしく、熟成するにつれ徐々に丸みを帯び、凝縮感のある味わいへと変化していきます。
- 10,680円(税込)
2019ピュリニー モンラッシェ エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ライムや白い花、蜜の香りが広がり、口に含むと硬質な鋼のようなミネラルがドライな印象。上品な樽のニュアンスに凛とした味わい。いつまでも長い余韻に癒やされます。
- SOLD OUT
2019ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ ペリエール エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ピンクグレープフルーツ、洋梨の香りにトーストのニュアンス。エレガントなテクスチャーと切れ味があり、果実の成熟感が感じられます。芯のある骨格と長期熟成能力を兼ね備えたワインです。
- SOLD OUT
2019ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ シャン カネ エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- 完熟した洋梨や林檎の香りに、ブリオッシュやバタートーストの芳しいニュアンスが。柔らかな口当たりの中にもミネラルが中心にしっかりと通っていて、ふっくらとしていながらも全体のプロポーションが実に美しいワインです。
- SOLD OUT
2019ピュリニー モンラッシェ プルミエ クリュ レ コンベット エティエンヌ ソゼ
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ややふくよかで親しみやすい印象を持つ一方、ピュリニー・モンラッシェらしいシャープな果実味もあり、複雑かつクラシカルな味わいです。
- SOLD OUT