【ワイナリー】
カリヨン家は1632年からピュリニー モンラッシェ村に居を構えてブドウ栽培をおこなっておりましたが、1981年にルイ カリヨンが家族経営のドメーヌをおこしたのが始まりです。
1980年代後半からはルイの息子のジャックとフランソワが加わりました。
兄のジャックが醸造を担当、弟のフランソワが醸造を担当。
2009年のルイの引退後、2010年から、「ジャック カリヨン」と「フランソワ カリヨン」に分かれました。
栽培・醸造に大きな差はありません。
相続してすぐはよく似た味わいでしたが、しばらくすると兄ジャックのワインは綺麗な果実味、弟フランソワはふくよかな味わいへと変化していきました。
また、フランソワ カリヨンは、遺産相続の関係でドメーヌ名を息子ポールに変更し、所有畑もワイン造りも変わらず、2014ヴィンテージからドメーヌ ポール カリヨンとして、スタートさせています。
【畑】
〈白〉
特級:Bienvenues-Batad-Montrachet0.12h
1級:Puligny-Montrachet Les Perrieres 1.12ha、Puligny-Montrachet Champs Canet 0.55ha、Puligny-Montrachet Les Referts 0.24ha、Chassagne-Montrachet Les Macherelles 0.20ha
村名:Puligny-Montrachet 2.71ha、Chassagne-Montrachet 0.27ha
〈赤〉
1級:St-Aubin Les Pitangerets 0.30ha
地域:Bourgogone Rouge 0.10ha
【栽培】
除草剤などの化学薬品は一切使用せず年に7〜8回鋤起こします。シャルドネにウドンコ病とベト病がつくため硫黄とボルドー液は使用しています。
植え替えの時は、クローンとマッサール選抜の両方をおこないます。厳しい剪定と、芽かきをおこなうことで、摘房はおこないません。
これにより、特級畑並みの平均収量40hl/haにまで抑えます。収穫は、酸と糖のバランスを重視し、遅くなり過ぎないように調整しています。
【醸造】
空気圧式プレスで圧搾後、一夜静置して固形物を落とし、温度を12〜15℃に下げて、すべて樽に移します。
発酵を早く開始させるため、時には培養酵母も加えますが、健康的なブドウであれば天然酵母に任せます。
低温発酵させたときの独特の果実感を好まないため、25℃程度で発酵を進めています。
新樽は村名で15%を超えることはなく、1級でも20%までにしています。
主にトロンセ、アリエのミディアムローストを使用。
発酵終了後約1年は樽で熟成させ、その後タンクに移してさらに半年おいてから瓶詰めをおこないます。
2021シャサーニュ モンラッシェ ジャック カリヨン
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- 熟したグレープフルーツや白桃などの果実のアロマに加え、白い花のニュアンス。口に含むと瑞々しい果実味が広がり、火打石を思わせる豊富なミネラル。透明感のある酸味がワインにエレガンスを与え、余韻として続くナッツや洋ナシなどのニュアンスを感じます。
- SOLD OUT
2021ピュリニー モンラッシェ ジャック カリヨン
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- ライムやグレープフルーツなどの柑橘類のアロマに、ハーブや繊細なミネラル香が重なった非常に爽やかな香り。口に含むと、引き締まった酸としっかりとしたミネラルが感じられ、徐々に厚みのある果実味が広がっていきます。余韻には蜂蜜の甘みやナッツの風味が漂うリッチな味わいです。
- 15,890円(税込)
2021ピュリニー モンラッシェ プルミエクリュ レ ペリエール ジャック カリヨン
- ブドウ品種
- シャルドネ
- タイプ
- 白ワイン
- ボディ
- 辛口
- 味わい
- パイナップルや洋梨、青リンゴ、白桃のフレッシュな果実香に、花や蜜蝋、塩気を帯びたミネラル感の官能的なニュアンスが溢れます。きめの細かいテクスチャーが印象的な、豊満で活気のあるスタイル。芳醇かつピュアな果実味と力強い酸の見事な調和が感じられます。
- 28,490円(税込)