ヴォーヌ・ロマネの名門であるラマルシュ家の歴史は1740年頃にまで遡ります。その後19世紀の終わりごろから徐々に所有する畑を拡充、20世紀の初めに樽職人であったアンリ・ラマルシュ氏とシャンボル・ミュジニー出身のマリー・グリヴレ氏が結婚し、今日のドメーヌが設立されました。そして彼らの息子であるアンリ・ラマルシュ氏(同じくアンリと名付けられた)の代になってかの有名な畑「ラ・グランド・リュ」を1933年から所有するようになります。その後1985年に現在のドメーヌ名にもなっているフランソワ・ラマルシュ氏がドメーヌを相続。ラ・ターシュとロマネ・コンティという偉大な特級畑に挟まれながらも一級畑だったラ・グランド・リュを特級畑にするべく尽力。遂に1992年に正式に特級畑へと昇格を果たしました。
2003年にフランソワ氏の娘ニコル・ラマルシュ氏がドメーヌに参画。有機栽培に取り組み、現在ではビオディナミ農法を実践、栽培から醸造までを担当しています。
ストロベリーやクランベリーなどの赤系果実の香り。緻密なタンニンと酸味。バニラやナツメグ、シナモンなどの風味を伴った、余韻が非常に長く続きます。熟成により、深みのある味わいに進化を遂げていきます。
ブドウ品種:ピノノワール
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