シャブリで最も偉大な生産者。唯一、その品質に肩を並べるラヴノーとは親戚にあたります。1920年代、ロベール・ドーヴィサ氏がドメーヌの礎を築き、ドメーヌとして元詰めを始めたのは1930年代でした。その後、息子のルネによってさらにその名声を揺るぎないものとし、現当主であるヴァンサンは1976年からその父と働き始め、その全てを学びました。
ヴァンサン・ドーヴィサのシャブリ特級・1級は実に長命で、良い年なら15年以上熟成すると言われています。淡い色合いで、シャブリ独特のミネラルを感じさせるしっかりした骨格のワインは、若くして飲んでも美味ではありますが、数年間の熟成を経ると酸のカドもとれ、このドメーヌの評判の高さをしっかり体感できるでしょう。
2003年から友人がイランシーにもつ0.6haの畑を賃貸耕作し、赤ワインにもチャレンジしています。古樽で18ヶ月間熟成。
しっかりとしたミネラルと、わずかに動物のニュアンス。骨組みがしっかりしており、バランスが良く豊満な味わいです。コート・ドールのようなボディこそないものの、赤い果実のフレーバーが愛らしい、チャーミングな赤ワインに仕上がっています。
ブドウ品種:ピノノワール
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