20世紀の初め、ジュヴレ・シャンベルタンに一族の所有する小さな畑を寄せ集めて、アルマン・ルソーがドメーヌを設立しました。婚姻によって畑を拡張した後、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ラ・ロッシュ、シャンベルタンなど、フィロキセラ禍と第一次大戦の余波で価格の暴落したグラン・クリュを買い取り、ドメーヌの礎を築きました。
当初は出来上がったワインを地元の大手ネゴスに桶売りしていましたが、世界恐慌によってネゴスの経営環境が厳しくなり、栽培農家のブドウやワインを以前のように買い取れなくなると、ルヴュー・ド・ヴァン・ド・フランスの創始者、レイモン・ボードワンの薦めでマルキ・ダンジェルヴィルなどとともにドメーヌ元詰めを開始。ドメーヌ・ワインのパイオニアとなりました。
ルソーが唯一ジュヴレ・シャンベルタンの外にもつクリマがクロ・ド・ラ・ロッシュです。レ・フルミエとクロ・ド・ラ・ロッシュの2区画からなります。
果実のアロマにミネラル香が折り重なり、タンニンのキメは細かく優雅。アフターにもミネラル感が強く残ります。
ブドウ品種:ピノノワール
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