1850年に設立され、現在の社名となっているウィリアム・フェーヴルが相続しました。氏は積極的に畑を買い増し拡張。うちグラン・クリュが15.2ha、プルミエ・クリュが15.9haを占め、最大のグラン・クリュ所有ドメーヌとなりました。しかし、跡継ぎがいないためドメーヌを売却、1998年すでにブシャール社の改革を成功させていた、アンリオ家が獲得しました。アンリオが取得後、類いまれな畑の能力を最大限生かすため様々な改革を実施。当時まだ若手だった醸造家ディディエ・セギエを抜擢し、次々と改革を行っていきました。果実味あふれるワイン造りに転換し、現在ではビオロジック農法(一部ビオディナミ農法)を取り入れさらに評価を高めています。
「ヴォーデジール」は、傾斜がきつく、土壌は石灰よりもやや粘土が多いのが特徴です。この地から生み出されるワインは、クリーミーで繊細な口当たりから、シャブリの特級畑の中でも最も繊細で女性的なタイプと言われています。
若いうちから香りが開き、パイナップルなどの南国系果実の香りが特徴です。酸味と果実味のバランスがとても良くスパイシーさも感じられます。
ブドウ品種:シャルドネ