1870年から続くシャサーニュにおけるトップクラスのドメーヌとして名を馳せたミシェル・コラン=ドレジェ。2004年のミレジムより生産していたワインは2人の息子フィリップとブリュノに引き継がれました。長男のフィリップは父ミシェルの新しい醸造施設を引き継ぎ、醸造家のジェラルディーヌ・ゴデを右腕としてブドウ栽培とワイン醸造に従事しています。
2019年のブルゴーニュは4月の霜害と初夏の暑さによる水不足で収穫量が大きく減少しました。それ故、ブドウの生命力と栽培家の力量が試された年となりました。しかし夏から秋に移る頃には冷涼な日々が続き、穏やかな収穫期を迎えたことで、上質な酸を備えたフレッシュなブドウの収穫に成功。2019年のワインはピュアな酸が魅力の味わいに仕上がっています。
イチゴやラズベリー、カシス、仄かなブラックベリーなどの果実の香り。バラやスミレなどのフローラルなニュアンスも感じます。口に含むと、瑞々しい果実の味わいに溶け込むように、優しい口当たりのタンニンと上品な酸が調和しています。上品な樽のニュアンスをまとった豊かな果実や花の余韻が長く続きます。
ブドウ品種:ピノノワール100%
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