1870年から続くシャサーニュにおけるトップクラスのドメーヌとして名を馳せたミシェル・コラン=ドレジェ。2004年のミレジムより生産していたワインは2人の息子フィリップとブリュノに引き継がれました。長男のフィリップは父ミシェルの新しい醸造施設を引き継ぎ、醸造家のジェラルディーヌ・ゴデを右腕としてブドウ栽培とワイン醸造に従事しています。
シャサーニュ・モンラッシェの白ワインは、ムルソーとピュリニィ・モンラッシェの長所を受け継いだようなスタイル。ムルソーのようなふくよかなボディをもちつつ、フルーティーかつ、ミネラルもきっちりと感じられます。
フィリップ・コランの白ワインの醸造は、アルコール発酵をステンレスタンクで始め、半分くらいまで発酵が進んだところでオーク樽に移す、シャブリなどでよく見られる手法です。ブルゴーニュ樽の以外にも、400〜500Lの中樽も使い、樽香に支配されるのを避ける傾向にあります。パワフルさよりもむしろエレガントなスタイルです
柑橘の皮、レモンのシロップ漬け、トースト、白い花などの複雑で魅惑的な香り。果実のほどよいボリュームと滑らかでクリーミーな口当たり。ミネラル感のある余韻がいつまでも続きます。
ブドウ品種:シャルドネ100%
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