アンリ・フレデリック ロックが1988年に創立したドメーヌ。ラリー・ビーズ・ルロワの甥にあたり、1992年よりドメーヌ ド ラ ロマネ コンティの共同経営者も務めていました。
古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていたブドウ栽培・醸造方法を復活させ、実行しています。ロック曰く「これは微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法である」
ラベルに描かれているロゴはエジプトにある古文書に由来しています。左側の緑色の包丁を立てたような模様はブドウの樹、下に描かれている3つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、右下の黄色い楕円は人を表していて、自然(神)と人間の両方によってワインを造り出すという彼の考えが表れています。
パリのワインショップ、オージェの紹介でアンリ・フレデリックとの運命的な出会いから、ワイン造りの道へ転身し、2002年よりドメーヌに参画したヤニック シャンが2005年に醸造責任者、2010年より共同経営者に就任。2018年に惜しまれながらこの世を去ったアンリ・フレデリックを引き継ぎ、ヤニックが現在ドメーヌを担っています。
2010年に取得したラドワ村の1.8haの畑から造られる、プリューレ・ロック初のコート・ド・ボーヌの赤ワインです。ル・クルというコルトンの丘の東側、標高240mの位置にある南東向きの畑のブドウを使用。他の赤ワインと同様、全房発酵によって造られています。プリューレ・ロックのスタイルと実力を堪能できる1本です。
比較的早くから楽しめる親しみやすいワインとなっています。しなやかなタンニンと薔薇の花のような上品な香り、エレガントかつフルーティーな味わいです。
ブドウ品種:ピノノワール100%