メドック格付け第3級シャトー。中世の時代からの歴史があり、当時は「ラグランジュ・モンテイユの高貴な館」と呼ばれ、一部はボルドー聖堂騎士団の領地でもありました。そして19世紀には、当時のルイ・フィリップ朝で権力を握っていたデュシャテル伯爵が所有者になり、ワインの品質向上に努めた結果、シャトーは1855年のメドック格付けで第3級に格付けされ、ラグランジュの名声を引き上げました。
1960年代、1970年代までは凡庸なワインを造っていたと言われていますが、1983年にサントリーが買収してからブドウ樹の植え替えなど抜本的な改善を実施。ブドウ畑では減農薬法をはじめ、2005年に「テラ・ヴィティス」の認証を取得。手入れの行き届いた畑や設備管理をおこない、工夫と知恵による沢山の人の努力が実を結んだ結果、品質が向上し世界中のワインラヴァーを虜にしています。
瑞々しく甘いフルーツの印象に、薫り高いハーブや鞣革。トリュフやチョコレートのアロマ。美しい果実味と豊かなタンニンが溶け込んでいて、 芳醇で長い余韻が感じられる優雅なスタイルです。
ブドウ品種: カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルド