バローロはピエモンテの代表的なブドウ、ネッビオーロ100%で造られます。ネッビオーロは、イタリア随一の高貴品種として知られる品種で、アロマティックで華やかな味わいのワインを生むことが特徴です。フランスにおいてブルゴーニュが「ワインの王様」と言われるように、イタリアで「王のワインにして、ワインの王」と言われています。
レナート・ラッティはバローロ5大産地の1つとして知られるラ・モッラ村に本拠地を構える家族経営のワイナリー。設立者であるレナート・ラッティ氏はアルバで醸造学を学び、ブラジルでスパークリングワインとヴェルモットの生産に携わった後、ピエモンテに戻り畑を購入しました。あらゆるバローロ生産地域を調査した結果、単一のテロワールがそれぞれ異なった特徴を持っていることを発見し、1965年にマルチェナスコの単一畑で収穫されたブドウを使用して最初のワイン造りを行いました。
レナート氏が生み出すバローロは、従来の長期熟成を経たタンニンの強いバローロとは異なり、樽での熟成を短縮し、瓶での熟成をより長くしたエレガントで洗練された味わいに仕上がっています。
ラズベリーやダークベリーなどの果実のアロマに、バラやハーブ、リコリスなどのニュアンスが広がります。口に含むと、しなやかなタンニンが滑らかなテクスチャーを形成。透き通るようにピュアな果実味と、活気に満ちた酸が調和し、芯のあるエレガントな味わいを生み出します。ラ モッラ村の繊細なスタイルを見事に表現した、優美な味わいです。熟した果実味を備えた厚みのあるリッチな味わいです。
ブドウ品種:ネッビオーロ