メゾン・ジョゼフ・ドルーアンは1880年に古代ローマ要塞の壁の内側に位置する、ブルゴーニュワインの中心地ボーヌに創立されたワイナリーです。130年以上もの間、家族経営にこだわり、頑なに創業当時から受け継がれるテロワールへの信念を守り、「エレガンスとバランス」を追求し続けています。
1976年より除草剤などの化学薬品は一切使用せず、1988年からはエステートマネージャーのフィリップ・ドルーアンにより、有機農法に、また1997年から10年をかけ、全自社畑をビオディナミ農法に転換しています。
1級畑がAOCの75%を占めるボーヌにおいても、市街地北の斜面の中腹に位置し、同じエリアのグレーヴなどと並ぶボーヌ1級最良の区画の1つです。
AOC制度によって現在の格付けが設定された1935年ですがこれ以前にも著名な研究家が格付けを発表しており、オー・クラは特級に格付けされています。
クリマ中上部はかなり急斜面で真東向き位置しており、名前の由来は「丘のふもとの畑」。
赤スグリやカシスの実とつぼみなどブルゴーニュの小さい赤い果実の香り。赤い果実を感じるエレガントな果実味。熟成に伴い丁子のつぼみやほのかにスモーキーなニュアンスが現れてきます。アフターには高貴でしなやかなタンニンが現れ、バランスの取れた酸味と厚みがハーモニーを奏で、洗練された余韻が長く続きます。
ブドウ品種:ピノノワール100%