シャトー・ラ・カノン・ガフリエールはフランスのボルドー地方サンテミリオン地区にある丘陵の麓に位置するシャトーです。ボルドーの中では比較的軽やかな味わいのワインが生み出されています。葡萄畑は丘陵のふもとの平坦な砂礫質の土壌にあります。小道を挟んだ向かい側には、シャトー・オーゾンヌ、そしてパヴィが広がります。
1985年にステファン・フォン・ネッペールが責任者となって以来、目覚しく品質が向上しました。
このシャトーの近年の成功をもたらした変化としては、葡萄を最大限に熟させるために遅く収穫すること、貧弱な出来のものをセカンド・ワインに回すこと、樽内でのマロラクティック発酵、ミクロ・ビュラージュ、収量を極めて低くすること、澱に接触したまま熟成させること、そして100%のオーク新樽で14〜16ヶ月ねかせた後、清澄処理も濾過処理もせずに瓶詰めすることなど。その結果、サン・テミリオンで最も豪勢で、際立ったワインがいくつも生み出されました。
カシスやプラムなどの黒系果実の香り。腐葉土や葉巻、キノコなど熟成由来の複雑味も感じます。肉付きがよく親しみやすい味わいです。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、 メルロー、カベルネフラン